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テトラハネコさん (8gg8b42y)2022/9/9 20:34 (No.533025)削除
本日、9月9日はカスパー・リンツのお誕生日です。カスパー、生まれてきてくれてありがとう。
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いちじくさん (8e6snz7g)2022/8/9 23:31 (No.501393)削除
>オベ閣下の提言は、「意地悪、嫌がらせ」と他の諸将には見えたかも知れませんが、ラインハルトとヤンの本質を突いていたと思いませんか?

そうですね。ラインハルトやヤンに限りなく、オーベルシュタインは人の本質を見抜くことに長けていたと思います。
これは個人的な考えなのですが、オベがヤンの本質を突くことができたのは彼もまたヤンのように確固たる理想や独自の思想を持っていたからだと思っています。(だから作中で真にヤンと対になっているキャラクターはオベだと私は解釈してます)


>オベ閣下は、専制君主制がずっとうまく機能するとは思っていなかったと思うのです。名君ばかりじゃありませんから、長くても数代経てば、ローエングラム王朝も修繕が必要になって来る。

そうですよね。実際ゴールデンバウム朝というこれ以上ない教科書が彼の周りにはありました。
……オベ贔屓が行き過ぎた考えなのですが、実はヴェスターラント見逃しの延長線上には(フミラ様が語られたこと以外に)この展望があったのではないでしょうか。
ブラウンシュバイク公の核攻撃を宣伝することにより人々の中に「一人の勝手な考えでこんなに残酷な行為が成されるなんて、沢山の人々が巻き込まれるなんて」という下地を作って、いずれラインハルトによる見殺しが明るみになった時に「命の取捨選択が一人に任せられるような社会では駄目だ」と決起し新しい社会を築くようにあえて血の染みを残させた……流石に考えすぎですかね?


>いずれは人格高潔な「皇帝一人」「選ばれた重臣数人」の個人能力に頼るのではなく、「普通の人間」達が知恵を出し合って国を治めた方がマシ、と言う時代が来る。

それはラインハルトもしていた発想ですよね。いずれは一人の天才に頼る世の中ではなく、多くの「普通の人間」達が協力し合って国を治める世の中に変える必要がある。
ルドルフと違い民主主義の水を知らないのにこの考えができるラインハルトはやはり当代の覇者にふさわしい人物です。


>そんなことまで見据えた上で、オベ閣下は盤上の駒をどう動かすのがいいか、考えていたような気がしてならないのです。

「宇宙で最も全知に近い」と記された人でもありますからそれは当然あると思います。断言は出来ませんが。
その器に秘めているものの大きさ、その形をぼんやりと推し量ることは出来れど他者がそれを正確に把握することはできない、全ては本人にしか分からない、という点がオーベルシュタインの大きな魅力ですよね。


私のオーベルシュタインの好きなところは、積極的に人を招くようなことはしないが、向こうが己の懐に入ってきた場合は何だかんだ面倒を見る点です。犬しかりフェルナーしかり。
でも彼らがもし自分の懐を出ようとした場合は引き留めず好きにさせてやる所(もう好きにさせてやるように、という遺言から)もとても好きです。人によっては無責任で冷たい姿勢に映るかもしれないが、違った人から見れば自主性を尊重する暖かい姿勢にも映るかもしれない。
言動から見れば白黒をキッパリ付けているのに、本質的な所では白黒どちらにも映る灰色なのがとてもオベらしくて愛しいです。
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いちじくさん (8e6snz7g)2022/8/6 13:19 (No.497436)削除
本当だ…!ついついキルヒアイスが死んだことの悪影響ばかりに目がいっていましたが、そういう正の面もありましたよね!
「ヴェスターラントを肯定してしまえばラインハルトは急速にルドルフと化してしまうだろう」と評されていましたが、逆に言うとラインハルトがヴェスターラントを明確に「失敗」として認識できるようになったのはキルヒアイスが死んで、彼の視点も取り入れることができるようになったからこそですよね。それまではキルヒアイスは理想を重視しすぎるあまり形式主義になっているんだ、理屈ではきっと正しいことなんだ、と非常に危ない橋を渡っていました。無論、親友と喧嘩して意地を張っている部分もあるんでしょうが…

ラインハルトとキルヒアイスはまさしく半身であるのですが、それは「キルヒアイスがラインハルト2号になってほしい」という我儘と、「お互いとはずっと一緒にいられる」という希望的観測によって成り立っていた危ういものです。
勿論キルヒアイスはラインハルトの分身ではなく彼とは違う思想、価値観を持っている一人の人間で、軍人として戦場にいる以上はいつ死ぬとも分からない、それこそちょっとした流れ弾で死ぬかもしれない。(正直な疑問、もしキルヒアイスが事故であっさり死ぬでもしたらラインハルトはどうしたんでしょう……?)
ラインハルトはその視点が頭から抜け落ちていた、もしくは頭では分かっていてもついつい親友に甘えてしまっていたのかもしれません。

>ラインハルトには「対等な友人」とは何か、一生、分からなかったのだと思います。

それ、めちゃくちゃ思います。フミラ様が例に出されたアレクとフェリックスの話なんてまさにそれだと思うのですよ。
ビュコックにそれを指摘された時も「他人に何が分かる」とキルヒアイスのことを思い浮かべていましたが、逆に言うと思い浮かんだのはキルヒアイス一人、なんですよね。ラインハルトがまだただのラインハルトだった時に理想を共有し、友情を築いたキルヒアイスたった一人。軍に入って以来得た部下や関係者は絶対にそうなれない。
例え出会いが仕事の場であってもそこから上司兼友人、または部下兼友人になれる民主主義と違い、専制君主制ではどうあがいても主従は主従以外になり得ない。
そしてそんなキルヒアイスでさえも真に対等な友人とは言えない。ラインハルト、からラインハルト「様」への変化に何の違和感も抱かない。無意識に自分の所有物、自分の分身として在ることを強制している。つまり友人を「支配」することに大した抵抗が無いんですよね。
そこら辺も相まってラインハルトは生まれながらの皇帝だな、と感じますし、そうである以上やはりキルヒアイスとの関係も変化せざるを得なかったでしょう。
本来、「私情」や「友人」が一切許されないのが専制君主ですからね。

>例え、自分でも非を認めている事柄であっても、それを他者から指摘されるのは許せない。
そこは明確にラインハルトの欠点ですよね。本人も認識していたと思いますし、それで取り返しのつかないミス(親友の死)を招いている以上それを痛感しただろうなと。
だから、皇帝だろうと構わず苦言を呈してくれる(自分を批判してくれる)オベやヒルダを重用し続けたんだと思います。そしてそういう存在を大事だと考えて実践できるラインハルトはやっぱり器がでかい。
それが半分キルヒアイスの死による産物だと分かっていても、もしそれが彼の生きている間に発揮されていたら……と思ってやみません。また違った未来が見えたかも…
フミラさん (8e88jshk)2022/8/6 18:43削除
いちじくさんの上の書き込みに対するレスとしては、少々ズレるかも知れないのですが…

>「ヤン・ウェンリーが陛下に臣従するということは、彼が今日まで属してきた国家を捨て、彼が今日まで戦ってきた理由を否定することです。」

 オベ閣下のこの言葉も、ラインハルトが「自分はゴールデンバウム王朝のように画一的な価値観を押し付けはしない。多様な人間の存在を認める」と口では言っていても、結局、自分の価値観だけしか認めていない人間、自分が頂点でないと気が済まない人間だとオベ閣下が見抜いていた証拠だと思うのです。別に、オベ閣下にとってはそれで構わない。むしろ、そういう人間でなければ、混乱を一気に鎮め、電光石火で国の礎を作ることはできないと見て、ラインハルトを主君(神輿、ともいう)に選んだと思うので。

 しかし、ラインハルトには「ヤンをヤンたらしめているもの」が何なのか、今一つ分かっていなかったのではないでしょうか?
 ラインハルトがヤンに興味を抱く理由は、戦略・戦術・用兵術にあり、ヤンにそれらを駆使する羽目に陥らせている価値観や哲学には目が向いていないからです。
 ヤンがラインハルトのことを「優れた人物だ。同盟の政治家より、余程国民にとって好ましい統治ができる」と評価しながら、その敬愛の念すら覚えるラインハルトと戦うのは、「民主共和制には、それだけ必死になって守るだけの価値がある」ということをラインハルトに分かって欲しいからでした。

 そのことを実際にラインハルトに伝えることに成功したのはユリアン。ラインハルトの最後の戦いにおいてです。

 キルヒアイスはヤンの印象をこうラインハルトに伝えました。
「敵としてこれほど恐ろしい相手を知りません。しかし、友とできればこれに勝るものはないかと」

 ラインハルトが欲する「友」とは、自分に近い頭脳を持ち、同じ思考で動いてくれる者。
 「ビバ・デモクラシー」のヤンが同盟の仲間を倒して「ジーク・カイザー・ラインハルト!」と叫ぶようになったら、それはもう、ラインハルトが好敵手と認め、恐れ、高く評価したヤン・ウェンリーではなくなってしまう。

 そういう人生をヤン・ウェンリーが選ぶと思うか? 選んだとして、そんなヤンにラインハルトは満足できるのか?ジレンマです。

 オベ閣下の提言は、「意地悪、嫌がらせ」と他の諸将には見えたかも知れませんが、ラインハルトとヤンの本質を突いていたと思いませんか?

 二人は決して一緒にはなれない。むしろ、それぞれがそれぞれの良しとする道を進むことで、人類には未来の選択肢が増える。

 ヤンに八面六臂の大活躍をされては困るけれど、帝国の邪魔をせずひっそり静かに過ごすのであれば、未来の為に「専制君主制以外の政治形態の種子」を守って貰うには丁度いい。

 オベ閣下は、専制君主制がずっとうまく機能するとは思っていなかったと思うのです。名君ばかりじゃありませんから、長くても数代経てば、ローエングラム王朝も修繕が必要になって来る。

 そして、ローエングラム王朝の下で大貴族の抑圧から解放され、少しずつ自由の味を知った民衆は、やがて「もっと自由を」と言い始める。

 いずれは人格高潔な「皇帝一人」「選ばれた重臣数人」の個人能力に頼るのではなく、「普通の人間」達が知恵を出し合って国を治めた方がマシ、と言う時代が来る。

 その時、「こんな統治方法もありますよ」というのがあるとないとでは、混乱の収まり方が全然違う。

 そんなことまで見据えた上で、オベ閣下は盤上の駒をどう動かすのがいいか、考えていたような気がしてならないのです。
 
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いちじくさん (8f2omaz2)2022/8/6 04:22 (No.497128)削除
>オベは、主君も同僚も敵も、そして自分も含め、全ての人間を駒とした将棋(チェス?)をしていたのかも知れません。盤上を見下ろしながら。

あぁ、確かに!原作でも「ラインハルトという画筆を振るって壮麗な歴史画を描く画家」「宇宙で最も全知に近い」と評されていましたしね!

キルヒアイスの遺言は私もそうだと思ってます。実際、あの言葉が無ければいくらオベが尻を叩いてもラインハルトは立ち上がれなかったと思うんですよね。(いや、もしかすればオベならやってしまうかも…)
でもその結果命を使い捨てることに憤りを覚えていた親友がかつての気持ちを忘れ、怒りをぶつけていた対象と同じになってしまった彼の心中たるや……(もしかしたらそこらの可能性にも思い至った上であの言葉を遺したのかもしれません)
そう考えるとやっぱりキルヒアイスはラインハルトに必要不可欠な存在だったんですよね。本編では悪い偶然が重なった結果ほぼ最悪の結末に……

「オーベルシュタインはキルヒアイスを邪魔だと思っていた」「キルヒアイスの死はオーベルシュタインにとって願ってもない結果だった」とよく言われますが、私はむしろ逆で、キルヒアイスが必要不可欠な存在で彼に生きていて欲しかったからこそオベは諸々の進言をしたんだと思います。
キルヒアイスを脅威になるうる存在として警戒したのも、裏を返せば彼がそれだけ実力を持った男だと認めていたということになりますから。

オベはキルヒアイスのスタンスについて「尊敬に値するが、それ『だけ』では覇業を成すには足りない」と称していました。つまりキルヒアイスのやり方もまた必要なものであると分かってたんですよ。キルヒアイスの方も影の必要性自体は認めていましたし。(やっぱり時間……この三人には時間が足りなすぎた……)
オベは過激すぎる所があるし、キルヒアイスは甘すぎる所がある。両翼としてこの二人がそれぞれ意見を出して、それをラインハルトが決めるか折衷するかする、というのがオベの理想だったのではないかと…
それに加えて私人のラインハルトにとってキルヒアイスがどれだけ大きな存在かも。(そうじゃないと「キルヒアイス提督がヴァルハラで情けなく思うことでしょう」なんて言い方は出来ない)

「総参謀長はローエングラム侯がキルヒアイス提督を公私共に重用なさるのが気に入らないらしい」って台詞やインパクト抜群のNo.2不要論でミスリードしがちなんですけど、「プライベートではどれだけ仲良くしてもいいしその範囲では私は何も言いません。ただ公私のケジメはちゃんと付けて他の部下とのバランスも考えてください、もう貴方たち二人だけの世界ではないんです」
オベの主張は結局これに収束するんですよ。(しかし改めて見ると本当にもっともなことしか言ってない)
オフィシャルでさえ弁えてくれたらプライベートでどれだけキルヒアイスを重用しようが構わないし、No.2はあくまで役割のことであってキルヒアイス本人とイコールではない。

実際キルヒアイスって、第三者から見れば危険因子もいい所だと思うんですよ。
組織のトップとは個人的な友情で繋がっている、あからさまな特別扱いを甘受している、トップに拮抗した実力を持っている、過激な側面もあるトップからあぶれた忠誠心や人望を集めがち、トップの血縁者とも近しい関係にある、どこか甘いところがあり非情になりきれない。
持っているのがあくまでNo.1に付随する権力(No.1の補佐)ならこれらはまだ大丈夫なんですけど、No.2として独立した権力を持ったら途端に爆弾化するんですよね……
正直私が政敵なら間違いなくキルヒアイスに目ぇ付けます。これほど神輿として担ぎやすい人材いないです。それぞれ理念や性質の違うトップが同じ組織に二人いるようなもんですから。(民主制ならまだしも専制君主制でコレはアウトだ……)
本人はそれを意識していたのかいなかったのかは分かりませんが、No.2不要論はラインハルトを守るだけでなく、一周回ってキルヒアイスを守ることにもなるんですよね。

オーベルシュタインは僚友らのことを高く評価していたと思います。
ロイエンタールへの猛禽は鎖で繋いでおくべき、という言い方も彼が組織に必要だと認識していたからですよね。排除したいんならそれこそ遠方に置いて暴走した所を狙えばいい。
いちいち皮肉を言うような回りくどい真似をオベがするとは思えないんですよね。だから、キルヒアイスへの「尊敬に値する」もミュラーへの「提督らしからぬ不見識」もミッターマイヤーへの「彼はそういう男だ」も、全て彼の本音だと受け取ってます。
あと一番好きなのがラインハルトがヤンを麾下に加えたがった時の評なんですよね。
「ヤン・ウェンリーが陛下に臣従するということは、彼が今日まで属してきた国家を捨て、彼が今日まで戦ってきた理由を否定することです。」
No.2の問題とかじゃなくヤン個人の気持ちのことで反対するのがとてつもなく好きで……
こいつめそういう所を少しでも前面に出してたらもうちょっと好かれてたのかもしれないんだぞ、と思うと同時にそれをやらず最後まで嫌われ役に徹したのが彼のある種の不器用さと強さを感じさせて、ついニコニコしてしまうんですよね。
フミラさん (8e88jshk)2022/8/6 09:16削除
>そう考えるとやっぱりキルヒアイスはラインハルトに必要不可欠な存在だったんですよね。本編では悪い偶然が重なった結果ほぼ最悪の結末に……

 キルヒアイスの死には、遺言がラインハルトを「自分の目的遂行やプライドの為に兵士の命を軽視する人間」に変えてしまった負の面もありますが、キルヒアイスがああいう死に方をしたおかげで、ラインハルトがキルヒアイス的視点でものを見るようになったという正の面もあると思うのです。

 ファンやラインハルト麾下の将帥(オベは、友か部下か、キルヒアイスの立場を一方だけに絞れと言ったかもしれないけれど)にとって、一番望ましかったのは、ヴェスターラントの一件で二人が衝突することなく、以前通りに付き合える関係を続けることだったと思います。
 しかし、ヴェスターラントの悲劇は起きてしまった。

 それまでだって、ラインハルトとキルヒアイスの間には、考え方に多少の違いがあったと思うのですが、ラインハルトは「お前は優しいな、キルヒアイス」と、その違いを受け入れることができた。それは、キルヒアイスがラインハルトのやったことを完全否定しなかったからです。「ラインハルト様の仰る通りです。しかし、こうした方が更によろしいのではないでしょうか?」みたいな形で、褒めて、認めて、それから控え目に「この部分だけは、私はラインハルト様とはいささか違う考えをもっております」と提言してきた。

 しかし、ヴェスターラントの件については、キルヒアイスはラインハルトのやったことに全く理解を示さなかった。「さぞや悩まれたことと思います。お辛かったでしょう」というねぎらいもなく、全否定しました。

 彼はキルヒアイスのことを「友」と呼んでいますが、彼にとっての「対等な友」とは、自分と同等の能力を持ち、自分に完全同調してくれる「もう一人の自分」です。自分と同じように考え、感じてくれる、いわば「自己」を封じ込め精神的に服従することを無意識のうちにキルヒアイスに求めている。しかも自分の方がキルヒアイスより上だという前提でしか見ていないから、キルヒアイスが「ラインハルト『様』」と呼ぶことにも何の違和感も覚えていない。決して対等ではないんです。

 ラインハルトには「対等な友人」とは何か、一生、分からなかったのだと思います。
 キルヒアイスの死から4年後、自分の死の床に「息子(アレク)に対等な友人を作ってやりたくて」とミッターマイヤー家の3人を呼んでおきながら、ミッターマイヤーが「フェリックス、アレク大公殿下に忠誠を誓いなさい」と言うのを止めもせず、アレクの手を取るフェリックスに「いい子だな」なんて言う人ですから。
(もっとも、あれは「大逆の罪人」ロイエンタールの遺児に「ラインハルト大帝が直々に選んだアレク皇子の対等な友」という鎧を着せることで、フェリックス並びにミッターマイヤー夫妻を守ろうとした、ラインハルトなりの双璧への心遣いだったとは思います。)

 自分では「対等な友人」だと思っているけれど、結局は家臣として遇していることに気付かない。生まれついての「皇帝になるしかないキャラクター」なのでしょうね。

 後にビュコック元帥が「民主主義とは対等の友人を持つ思想であり主従を作る思想ではない」「ワシは良い友人が欲しいし、誰かにとって良い友人でありたいと思っている。だが、良い主君も良い臣下持ちたいとは思わん。だからこそあなたとワシは同じ旗を仰ぐことはできなかったのだ」と言ったのも、そこだと思うのです。

 キルヒアイスがラインハルトに「それ、ダメですから」と言ってしまった時点で、キルヒアイスはラインハルトの中で「ラインハルト2号」ではなく「キルヒアイスという、自分とは別の人間」になってしまった。

 ラインハルトは、基本、自分の言動を否定する相手は、敵と見做します。「自分が最も優秀で正しい存在でありたい」という子供っぽい願望が、そこにはひそんでいたのではないでしょうか。例え、自分でも非を認めている事柄であっても、それを他者から指摘されるのは許せない。

 一旦、関係がこじれてしまうと、ラインハルトがそれを修復するのは難しい。これまで、人付き合いに難ありのラインハルトを助け、人間関係を捌いてきたのはキルヒアイスなのに、そのキルヒアイスと気まずくなってしまったのですから。

 あのまま、キルヒアイスが生きていたとしても、プライドも手伝って、キルヒアイスの忠告をはねつけ、それどころか「俺が無能だとでも言いたいのか!」と逆恨みさえしかねない。アンネローゼが取りなそうとしても、「姉上は俺よりキルヒアイスの味方をするのか?今度はキルヒアイスが姉上を俺から奪おうとしている」と逆効果になりかねない。

 ラインハルトがキルヒアイスを再び受け入れるには、キルヒアイスが死ぬしかなかった。決してライバルになれない立場になるしかなかったんです。
 キルヒアイスがああいう形で亡くなることで、ラインハルトは再びキルヒアイスを自分の中に受け入れることができ、素直に「キルヒアイスだったら、こういう時、どうしただろう?」と考えることができるようになった。ラインハルトの中にできた「キルヒアイスの視点」が、後に宇宙を救うことになりました。
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いちじくさん (8e6snz7g)2022/8/1 03:45 (No.490751)削除
>オベ閣下は共感も許しも求めていない

いや本当そうなんですよね。
「周りから嫌われている姿が痛々しい、守ってやりたい」
別にオーベルシュタインはそんな感情なんて求めてないし、実際それ無しでも立ち続けられる屈強な精神を持っている。

オーベルシュタイン、銀英伝という物語の中でもぶっちぎりで強い人だと思ってます。精神力が強かったりメンタルが強靭だったりするのは勿論のこと、一番凄い所は「自分はこうであるべきだ」という軸が一切ブレない点と、一度身の置き方を決めてしまえばそのままその役割を努めてしまえること。オーベルシュタインも人である以上感情に左右されて自分の中の価値観がブレてしまう……なんてことがあってもおかしくないのに最後まで一度もブレませんでしたよね、閣下は。もはや一つの悟りの境地に達しているというか、彼岸で一人背筋を真っ直ぐにしながら立っている人、というイメージがあるんですよオーベルシュタインには。
そしてそれが色濃く出てるのが「草刈り」周りだと思うんです。

オベの草刈りはメタ的に言うと多分「感情面を考慮し、大きな犠牲を出しながら進む正道と合理に徹し、最小の犠牲で進む邪道のどちらが良いか」という究極の二択をユリアン達に突きつける為の出来事で、案の定ユリアンは考え込んでしまいましたよね。当たり前です、だってそう一朝一夕で答えを出せる問では無いんだから。でもオーベルシュタインは「こっちの方がいいに決まってる」と犠牲の少ない邪道を選択する。100回同じ状況下に置かれても100回とも同じ選択をすると思います。
でもそれによって切り捨てられる少数の気持ちと背中にかかる十字架の存在を把握していないのかと言われればそうじゃない、むしろ彼自身がかつてその立場にいたから誰よりも理解している、その上で彼は「より多くの幸福の為」のスタンスを取っている。全部覚悟の上で。だからいくら嫌われても憎まれても承知の上だし自分から泥を被りに行くことも出来る。責任は自分にある、と物怖じせず言い放てる。
いやあ、強い人だなぁ……

よく人命軽視と言われるオーベルシュタインですが、個人的には誰よりも命というものを重く見ていたからこそ彼はあのスタンスを取っていたんだと思います。
命を数で測る、というのは一見この上なく冷酷な思考に見えますけど、じゃあそれ以外でどう命を測ればいいの?という話にもなってくるんですよ。
ヴェスターラントでキルヒアイスは「軍人ならまだしも民衆を殺すなんて」と言っていましたが(ただキルヒアイスの言っていることも正しいのは確かです)、私はそれを聞く度にバーミリオン会戦で無惨に死んでいった名もなき将兵のことを思い出してしまうんです。
溢れ出した内臓を必死でかき集める兵士、隔壁に縋って死にたくない、開けてくれと叫ぶ二人の兵士、「母さん、母さん」と這いずることしかできない下半身を失った兵士、いずれも一つの命で、彼らと民衆の違いは一体何なのだろう、と。
そもそも軍人だって元々は徴兵された民間人で、軍服を脱いだら彼らも一人の民に戻るんです。もしかしたらあの時ヴェスターラントには「軍人」の民間人もいたかもしれない。軍人か民衆かなんてその場その場の都合や運で変わってしまうじゃないですか。

銀英伝の主要人物らは皆公人として死ぬ覚悟が出来ている立派な人達です。でも、その他大勢の名もなき人々は?誰も彼もが「英雄」のように覚悟を決められるわけじゃないし、死を受け入れられるわけでもない。核の炎に焼かれた民衆と、戦いの中で悲惨な死を遂げた軍人、彼らに違いがあるとは私には思えません。

そしてオーベルシュタインもそんな気持ちがいつも心の底にあったんじゃないか、と。
ドカンと爆破されていく戦艦の中、その中にいる数百、数千の将兵について言及していたのは閣下とヤン提督しかいませんでした。
皆無意識に民衆の命>兵士の命という不等式で物事を見ていた中、閣下だけは民衆も兵士も種族も関係なく、全ての命は等価値だと思っていたような気がします。(ただ誰もが閣下ほど割り切れるわけじゃないし、平等とはある意味残酷なことでもあるので、劇中あそこまで嫌悪されちゃったのはまあさもありなんですよね……)
そしてそれはオーベルシュタインが犬を「ペット」ではなく「扶養家族」として扱っていた点にも表れていたと思うんです。「飼い犬」じゃなくて「家族」「同居人」なんですよね。原作だとシレッと流されていましたがあれはグッと来る表現でした。
彼が犠牲を最小限に留めんとするのは「より多くの幸福の為に」だけではなく「死に苦しむ人をできるだけ減らす為に」という意図もあったんだと思います。ユリアンが「もう誰も死なないようにしたい」と願ったように。

「皇帝が個人的な誇りのために将兵を無為に死なせてよいという法がどこにある」という台詞は上の勝手な都合で命を無駄に散らすことへの怒り、彼本来の命に対する見方が感じられて好きです。(特に塩沢さんの名演もあって初見時はめちゃくちゃ痺れました)
その少し前の「名誉?」も滅茶苦茶好きなんですよね。どれだけ悪口を言われようがシレ~っとしてたオーベルシュタインがあからさまに険のある表情をして、とんでもなく棘の入った声で聞き返すんですよ。(私はあそこ、人道的な理由での批判ならまだしも名誉なんてくだらない物を引き合いに出されたが故の反応だと思ってます)
オベ贔屓な見方かもしれませんが、私はこの時の「名誉?」に「武人の心だって?」と激怒したヤン提督と同じものを感じたんです。
フミラさん (8e88jshk)2022/8/5 20:28削除
>オベの草刈り

「それが一番、より良い治世に繋がると思えば、自分の評判など関係なく、自分はやる」というオベ閣下の逸話として、先のレスでヴェスターラントと草刈り、どちらを使おうか迷っていたんです。結局、ヴェスターラントの方を使ったんですけれど、なんといちじくさんから草刈りのお話が出て来るとは!

>「皇帝が個人的な誇りのために将兵を無為に死なせてよいという法がどこにある」

 あれもまた、名言でした。
 若い頃のラインハルト(永眠時もまだ若いけど)は、ゴールデンバウム王朝相手に、オベ閣下が発したのと同じような感想を漏らしていました。当時のラインハルトにとっては、命を軽視することは許せない所業だった。「自由惑星同盟はこちらに侵攻してこない限り、勝手にやらせておけばいいのだ」というスタンスだった。

 それが、「宇宙を手にお入れください」というキルヒアイスの遺言で変わってしまった。
 ブラスターの携帯を禁じた自分のせいで命を失ってしまった親友との約束を果たす為に、ラインハルトは出発点を見失い、皇帝として全宇宙に君臨することを最優先事項にしてしまった。しかも、自分のプライドを守る為に、しなくてもいい戦いをして多くの戦死者を出すことにためらいを持たなくなった。人間性という点では劣化と言ってもいいです。

 ただ、キルヒアイスがそういう言葉を遺したのも理解できます。自分が死んだ後、ラインハルトが魂が抜けたようになって動けなくなっては困る。リップシュタット同盟を倒しても、まだ帝国には折あらばラインハルトの命を奪おうと狙っている者(リヒテンラーデ公)がいる。ラインハルトに何かあればアンネローゼ様が嘆き悲しむ。ラインハルトの為ではなくアンネローゼ様の為に、キルヒアイスはラインハルトに「戦い続け、勝ち続ける義務」を課すしかなかったのだと、私は思っています。

 ラインハルトも言っていましたが、オベ閣下は、ラインハルトの存在が国民にとってマイナスだと思えば、おそらく、迷いなくラインハルトの命を奪うことに全力を注いだでしょう。決して、ラインハルトの忠臣ではないんです。完全な公僕。「全体の為」最優先の人。

 私は、オベのやっていることの意味(政治的意味)を一番理解できたのはロイエンタールとヒルダだったのではないかと思っています。清濁併せて国を運営する、という能力に掛けては、この二人は多分、ラインハルトより上。

 しかし、オベとロイエンタールでは、ラインハルトに反旗を翻す理由が全く違う。

 ロイエンタールは「皇帝陛下にダメな奴だと思われたくない」「ダメな奴だと思われるくらいなら、戦った方がいい」と、自分のプライドを守る為に反旗を翻します。結局、自分の為ですし、ラインハルトはロイエンタールから見ると叛乱を起こした後でさえ、自分より上にいる存在のままなんです。

 でもオベがラインハルトに敵対するとしたら、自分がより上に立ちたいからとか、ラインハルトに否定されたからとかではなく、「ラインハルトの存在を消した方が国全体の為には良いから」。
 ラインハルトの部下という立場ではあるけれど、精神的にはむしろラインハルトも含めた世界を見下ろして、世の中(銀河帝国オンリーだけど)にとっての最善は何かを考えている所がある。

 もし、自分の存在が帝国にとってマイナスだと思えば、自分から引退や自裁も厭わない。

 オベは、主君も同僚も敵も、そして自分も含め、全ての人間を駒とした将棋(チェス?)をしていたのかも知れません。盤上を見下ろしながら。
 駒である他の登場人物と、指し手であるオベ閣下では、見える景色も考えることも、当然、変わってくるでしょうね。
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いちじくさん (8ervk1lb)2022/7/29 14:50 (No.487802)削除
返信ありがとうございました!
ずるいんですよね、オーベルシュタインは。感情を一つも持ち合わせていない冷たい機械のような振る舞いの、ほんの少しの隙間から見える本来の穏やか優しさ。そしてあらゆる非難を一手に受け続けても尚敢然と立ち、盾としてあり続けられる強さ。誰にも評価されなくても粛々と自分のやるべきことをこなし続ける姿。
それが本望であることは分かっていても、どうしてもムズムズするというか、「私だけは彼のことを理解してやらなければ、味方になってやらねば」みたいな気持ちになってしまうんですね。仕事での冷徹な顔だけじゃなくて、引き取った老犬を最後まで気にかけて「もう先が長くないから好きにさせてやって」と言える暖かさ、僚友の心情に思いを馳せて、自分も口数が多くなったと苦笑する少しの人間臭さ、この社会は間違っている、正したい、という動機から来る熱い心、それらを知っているからこそもどかしく思ってしまう。多分オーベルシュタインからすれば余計なお世話(?)に当たるんでしょうし、一側面しか知らない諸提督らが彼を蛇蝎の如く嫌うのも当たり前の話なんですけど、それでも嫌われながら進み続ける姿が痛々しく映ってしまう。いや、オーベルシュタインはそんなんでは折れないくらい強いんですけどね……?(だからこそフェルナーの存在が癒しでもありました)
彼の死後、「あいつはあいつで大変だったんだな」と思ってくれるような人が一人でもいたらなぁ、と思います。
フミラさん (8e88jshk)2022/7/31 23:06削除
>「あいつはあいつで大変だったんだな」と思ってくれるような人が一人でもいたらなぁ

 お気持ち、とてもよく分かります。
 でも、仰るように、オベ閣下はいわゆる「味方」を欲するような人物ではなかったと思います。
 オベ閣下は、誰にどう非難されようと、嫌われようと、「こうするしかない」と思えば、それを貫く方ですから。

 例えばヴェスターラント。
 キルヒアイスはラインハルト(実はオベ)がブラウンシュバイク公の熱核攻撃を事前に知っていたのに止めなかったことは人道的に許されないことと非難しました。
 オベ閣下も、それが「非道」だという事は分かっていたし、それが不問にふされるような社会であってはならないとも思っていた。だからこそ、後にラインハルトがヴェスターラントの元住民から狙われた時、「悪いのは自分だ」と自分が罪を被ることでラインハルトの名誉を守ろうとした。

 だけど、あの時、ヴェスターラントへの核攻撃を阻止していたら、ブラウンシュバイク公(リップシュタット同盟)は銀河の歴史に記されたよりも長く持ちこたえ、銀河帝国内での内戦は長期化し、誰が領主かによって帝国民が分断され、互いに傷つけ合った確率が高い。ひょっとすると、リップシュタット同盟の中でも仲間割れが起き、帝国内はいくつかの陣営に分かれて、リップシュタット戦役後も憎み合い続けることになったかもしれない。戦役が長引くほど、その傷は大きく深くなる。

 リップシュタット同盟に参加した貴族を共通の敵として、他の人々をラインハルトの下に集結させ、一気に一つに纏めるには、汚いやり方だけど、ヴェスターラントの住民を犠牲にするこの方法が一番良い、と思ったから、オベ閣下はそうなるように手を打った。

 オベ閣下は共感も許しも求めてはいません。

 むしろ、自分が行う「非道」がしっかりと糾弾されることで、安心すら覚えたのではないでしょうか。

 「今はまだ、この社会(組織)は腐っていない」と。
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いちじくさん (8e6snz7g)2022/7/14 20:46 (No.473355)削除
初めまして。当サイト様のオーベルシュタインの解釈が大好きで何度も読ませてもらっています。

個人的にオーベルシュタインの最大の強みって、卓越した頭脳でも謀略や軍政に長けた能力でもなくその精神力だと思うんですよね。ローエングラム陣営における年長者の枠にいた彼ですが登用時は35歳。若手と言うには微妙ですがそれでもまだまだベテランの助けを必要とする時期じゃないですか。
でも彼は確固たる意思をもって当代の覇王であるラインハルトの影とローエングラム王朝の闇を担い、また主君の代わりにあらゆる泥を背負う藁人形でいたわけです。
もう凄い、凄いとしか言いようがないんです。
参謀、軍務尚書としてのオーベルシュタインの代わりになれる人物は他にもいたと思いますが、役割や存在意義の視点から見てオーベルシュタインの代わりをこなせる人物はいなかった。色々賛否両論な彼ですが、これだけは間違いないと思っています。

オーベルシュタインが優しい人っていうの、本当そうだと思います。よく言われますけど彼は人命を軽視してるんじゃなくて例え非道な手であっても流血を最小に留めようとしてるだけなんですよ……でなければ「皇帝の個人的な誇りの為に兵士を無駄死にさせていいなんて法はどこにもない」って言わないんですよ……
確かに彼は理想の達成の為ならいくらでも冷徹になれるという異常性?を持ち合わせているんですが、その中にもちゃんと命を重んじる暖かな心はある訳です……

つまり何が言いたいかというとオーベルシュタインって最高ですよね……
フミラさん (8e88jshk)2022/7/15 20:59削除
いちじく様、ようこそ「イヌラ―舎 in 銀英伝」へ。
書き込み、ありがとうございます。
当HPのオベ閣下を気に入って頂き、恐縮の極みです。

 私が「パウル」を書いたのは、もう20年以上前のことになります。
「パウル」のあとがきに、私はこんなことを記しました。

 心の底まで無機的なまでに冷え切った人物に偉業は成し得ない。
 表面はどう見えようと内には熱い心を秘めていてこそ難題にも立ち向かえる。
 そして人の上に立つのに最も適しているのは熱い心を人一倍持ちながらも、決して感情に流されることなく冷静に大局を見つめて判断を下せる人物だ。
 オーベルシュタインがラインハルトに望んだのはそれではなかったか。

 それはオベ閣下が思い描く「人としての理想」であり、当然、自身が軍事や政治に関わる時に「かくありたい」という想いでもあったでしょう。
 
 更に、ノリラはこう言います。
「彼は優秀で、任されればどんな役割でもこなせただろうが、彼が実際に担った任務(防諜、謀略含む)に彼以上の適性を持つ人材はいなかった。謀略の必要性をどんなに認識していても、適性が無ければ為し得ない。本人もそれを分かっていたから、ラインハルトに自分を売り込みに行った。ラインハルトの周りには、ゴールデンバウム王朝打倒に熱い気持ちを抱く将はいたけれど、進んで謀略を引き受ける人間はいなかっただろう。」

 ただ、謀略に長けているというのは、裏返すと「人間の心理を知っている」という事だと思うのです。人という生き物の悪い部分を熟知した上で生きていく、というのは、結構辛い。しかしオベ閣下は、人間に対して絶望はしていないように見えます。それは、悪い部分も含めて、オベ閣下が人間という存在を肯定していた(愛していた、許していた)からではないか、と、私、フミラは思ったりします。だからでしょうか?オベ閣下の義眼の向こうに慈愛を感じてしまうのです。
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ノリラ&フミラさん (8a3l18fa)2022/4/2 20:11 (No.395341)
teacup.掲示板が今年の8月には使えなくなるということで、急遽こちらに引っ越しました。
これまでと変わらずご愛顧ください。
ノリラ&フミラさん (8a3l18fa)2022/4/3 08:40
これ以前の過去ログは、
http://inurainura.web.fc2.com/log/loglist.html
にて読むことができます。
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